wmic コマンドは、Windowsに標準搭載されているシステム管理ツールです。
正式には「Windows Management Instrumentation Command-line」の略で、WMI(Windows Management Instrumentation)をコマンドラインから操作できる強力な機能を持っています。
本記事では、wmicの基本構文、代表的な使い方、便利な活用例を初心者向けに解説します。
✅ wmicコマンドとは?
wmic は、Windowsの内部情報を取得・操作できるCLIツールです。
特にシステム管理者や、バッチファイルでの自動処理に使われることが多く、GUIでは取得が難しい詳細情報も簡単に引き出せます。
たとえば以下のような操作が可能です。
- シリアル番号の取得
- インストール済ソフトウェアの一覧
- プロセスの強制終了
- ネットワーク情報の取得
💻 基本構文とオプション
wmic [コンテキスト] エイリアス [アクション] [条件] [オプション]Bash🔧 よく使うオプション一覧
| オプション | 説明 |
|---|---|
| /OUTPUT | 結果をファイルに出力 |
| /APPEND | 出力結果を既存ファイルに追加 |
| /NODE | ネットワーク上の別PCを対象にする |
| /USER | 実行ユーザー名を指定 |
| /PASSWORD | パスワード指定(上記と併用) |
| /FORMAT | 出力形式(例:CSV、リスト形式など)を指定 |
📌 よく使われるwmicコマンド例
① システムのシリアル番号を確認
wmic bios get serialnumberBash→ PCのBIOSに登録されたシリアル番号が表示されます。
メーカー問い合わせ時などに便利です。
② インストールされているソフト一覧を表示
wmic product get name,versionBash→ PCにインストールされたアプリ名とバージョンを一覧で取得できます。
ただし表示には少し時間がかかる場合があります。
③ 特定のプロセスを強制終了
wmic process where name="notepad.exe" deleteBash→ 指定した名前のプロセス(この例ではnotepad.exe)を強制終了します。
- 複数プロセスが該当する場合は全て終了されるので注意。
④ ネットワークアダプタ情報を取得
wmic nic get name, macaddress, speedBash→ ネットワークアダプタの名前・MACアドレス・速度など、詳細なネットワーク情報が取得できます。
🛠️ その他の活用例(応用)
- ディスク情報取得:wmic diskdrive get model, size
- OSのバージョン確認: wmic os get caption, version
- CPU情報の取得: wmic cpu get name, numberofcores
⚠️ 注意点と非推奨事項
- Windows 10/11 では、wmic は将来的に**非推奨(廃止予定)**とされています。
→ 代替として PowerShell + WMI(Get-CimInstance など) への移行が推奨されています。 - wmic product get コマンドは、インストール状況に依存し、不完全な結果となることもあるため、専用のアンインストーラなどと併用が望ましいです。
✅ まとめ
| 機能 | コマンド |
|---|---|
| シリアル番号取得 | wmic bios get serialnumber |
| ソフト一覧取得 | wmic product get name,version |
| プロセス終了 | wmic process where name=”◯◯” delete |
| ネットワーク情報 | wmic nic get name, macaddress, speed |
wmic は廃止予定とはいえ、現時点では非常に強力で使いやすいシステム管理ツールです。
コマンドプロンプトから効率的に情報を取得したい方は、ぜひ使い方をマスターしておきましょう。

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