パソコンやサーバーに名前(ホスト名)が付けられていることをご存知ですか?
hostname コマンドを使うことで、現在のホスト名やネットワーク名を確認したり、新しいホスト名へ変更することができます。
この記事では、hostnameコマンドの基本構文・オプション・使用例までをわかりやすく解説します。
hostnameコマンドとは?
hostname コマンドは、コンピュータに設定されているホスト名(ネットワーク上の名前)を表示・変更するためのコマンドです。
Windowsのコマンドプロンプトや、Linuxのターミナルでも利用可能で、ネットワーク管理やサーバー設定の基本操作のひとつです。
基本構文
hostname [オプション] [新しいホスト名]Bash主なオプション一覧(Linux系)
| オプション | 説明 |
|---|---|
-a / –alias | ホスト名の別名を表示 |
-A / –all-fqdns | すべてのFQDN(完全修飾ドメイン名)を表示 |
-b / –boot | 起動時に設定されたホスト名を表示 |
-d / –domain | ドメイン名だけを表示 |
-f / –fqdn | 完全修飾ドメイン名を表示 |
-F / –file | 指定ファイルからホスト名を読み込む |
-i / –ip-address | 現在のIPアドレスを表示 |
-I / –all-ip-addresses | すべてのネットワークIPを表示 |
-s / –short | 短縮形式のホスト名(ドメインなし)を表示 |
-y / –yp | NISドメイン名を表示 |
実行例と用途
現在のホスト名を表示
hostnameBash現在のコンピュータ名を表示します。ネットワーク上での識別に使われる名前です。
※Windowsでは hostname のみ有効!
完全修飾ドメイン名(FQDN)を表示
hostname -fBashFQDN(例:server.example.com)を表示。DNS設定などで必要になります。
IPアドレスを表示
hostname -iBash現在のホストが持つIPアドレスを確認します。
すべてのIPアドレスを表示(複数NIC対応)
hostname -IBash複数のネットワークカードを持つ場合などに、すべてのIPアドレスを一覧表示できます。
ホスト名を変更する
sudo hostname new-hostnameBashnew-hostname という名前に変更します。**sudo(管理者権限)**が必要です。
⚠ 注意:変更は一時的です。システムの再起動で元に戻ることがあります。永続化するには /etc/hostname などの設定ファイルも変更する必要があります。
よくある疑問:ホスト名を変えると何が起きる?
- ネットワーク経由で名前解決(ping や SSH)が変わる
- ログやメールの送信元ホスト名が変化する
- 一部のアプリケーションや設定ファイルに影響が出る可能性あり
トラブル防止のポイント
- ホスト名とFQDNはセットで意識すること
- DNSや/etc/hostsの設定も確認
- 再起動が必要な場合があるため、業務中の変更は避ける
まとめ
hostname コマンドは、システム名やネットワーク設定の確認・管理に欠かせない基本ツールです。
とくにサーバー運用やネットワークトラブルの切り分け時に、ホスト名とFQDN、IPアドレスの関係を理解しておくことは非常に重要です。
ネットワーク管理の基礎として、ぜひ覚えておきましょう。

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