MariaDBはオープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)です。MySQLのフォークとして2010年に開発が開始されました。
主要な特徴としては、スケーラビリティとパフォーマンスの向上、セキュリティの強化、そして高度なストレージエンジンのサポートがあります。MariaDBは、MySQLと互換性があり、多くのMySQLの機能やツールを引き継いでいます。
開発は活発に行われており、コミュニティによるサポートも充実しています。企業や開発者にとって、信頼性の高いデータベースソリューションとして広く利用されています。
ダウンロード
まずは公式ページに飛びます。
downloadと書いている場所が、中央と上部にあります。どちらでも同じリンク先です。リンク先にまた飛びます。念のためdownloadリンクです。
MariaDB Server Versionからバージョンを選びます。

MySQLバージョンの説明
- 11.6.0 Preview: 最新のプレビュー版です。新機能や改善が含まれていますが、安定性については注意が必要です。
- 11.5.1 RC Rolling: リリース候補版です。新機能のテストを目的としており、完全な安定版ではありません。
- 11.4.2: 安定したリリース版で、一般的な利用に適しています。
- 11.2.4 Short Term Support: 短期間サポートされるバージョンです。
- 10.11.8: 長期サポート版ではありませんが、安定したリリースです。
推奨されるバージョンの選び方
説明に記載した通り、バージョン番号が低いものほど古いリリース版となります。一般的には、新しい安定版を選ぶのが無難です。例えば、上記のリストでは 11.4.2 が推奨されます。ただし、現在閲覧している時点で 13、14、15 といった新しいバージョンがリリースされている可能性がありますので、最新情報を確認してください。
インストール
ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックして、インストールを開始します。
1:Setupの画面、Nextをクリック
2:ライセンスが表示されるので、同意したらチェック、Nextをクリック
3:プロダクトの選択と、インストール場所の選択です。デフォルトのままでNextをクリック
※MariaDB server←こちらは必須です
※Development components(MariaDBと連携するアプリケーションの開発が容易になります。)
※Third Party Tools↠HeidiSQL(データベース管理ツール、データベースがコマンドではなくGUIで操作が出来ます)
4:パスワードの設定をします。チェックを外すとパスワードなしですが、パスワードは設定した方が良いです。パスワードは覚えておいてください!
4:Enable access from Remote Machine for root user(リモートから root でのアクセスは許可するか)。チェックは外したままでいいでしょう。
4:Use UTF8 as default server’s character set(サーバのデフォルト文字セットを UTF-8にするか)基本的にutf-8でチェックです。
5:Install as service(サービスとして登録するか)どちらでも構いません。後から登録方法など別で解説もしております!
5:Enable networking(ポート番号)デフォルトは3306です。3306のままでいいです!
5:Nextクリック
6:Intasllクリック
7:finishクリック
インストール完了です!
Mariadbサーバーに接続(mariadbd)
コマンドから接続、サービスから接続の2つを紹介いたします。
コマンドから接続
PATHを通していない場合
- mariadbd.exe を実行するには、以下の方法を選択してください。
- MariaDBのインストールフォルダまで移動して実行する
cd "C:\Program Files\MariaDB 10.10\bin"
mariadbdBash- パスを指定して直接実行する
"C:\Program Files\MariaDB 10.10\bin\mariadbd"BashPATHを通した場合
- PATH環境変数にMariaDBのフォルダ(例: C:\Program Files\MariaDB 10.10\bin)を追加すると、どのフォルダからでも以下のように mariadbd を実行可能です。
mariadbdBashサービスから接続
接続の前にサービスに登録する作業があります。
登録
“登録したパス\bin\mariadbd” –install サービス名
1:mariadbdのオプションでサービスの登録が出来ます。
sc create MyMariaDB binPath= “登録したパス\bin\mariadbd”
2:こちらはscコマンドです。Windows関連のサービスコマンドです。
ちなみにサービスから削除する際のそれぞれのコマンドです。
“登録したパス\bin\mariadbd” –remove サービス名
sc delete MyMariaDB
接続
画面左下
のマーク↠Windows管理ツール↠システム

システムを選択した後、サービスの一覧が表示されます。自分が登録したサービス名。ここではmariadbにしました。該当のサービスをダブルクリックします。
自動:パソコンの電源を入れて、システムが起動するたびにサービスが起動します。
手動:開始したい時に開始、停止します。
テスト程度であれば手動で十分かと思います。
データディレクトリの指定
MariaDBサーバー起動時にデータディレクトリを指定することで、デフォルトの場所(例: C:\Program Files\MariaDB X.X\data)にフォルダを作成しようとしてエラーになる問題を回避できます。
データディレクトリを指定してMariaDBサーバーを起動
以下のようにコマンドでデータディレクトリを明示的に指定します。
mariadbd --datadir=D:/mariadbBashポート番号も変更する場合
mariadbd --datadir=D:/mariadb --port=3307Bashmy.ini(設定ファイル)の設定例
サーバーを起動するたびにデータディレクトリやポート番号を指定する手間を省くには、設定ファイル(my.ini)にこれらを記述しておきます。
my.iniの例
[mysqld]
datadir=D:/mariadb/data
port=3307
innodb_buffer_pool_size=2048M
character-set-server=utf8mb4
[client]
port=3307
plugin-dir=D:\application\maria/lib/pluginINI注意点
- datadir
D:/mariadb/data のように、データディレクトリを指定してください。デフォルトでは C:/Program Files/MariaDB X.X/data に設定されています。データの保存先を変更した場合は、ここを必ず修正してください。 - port
デフォルトのポート番号は 3306 ですが、他のアプリケーションと競合する場合は別の番号(例: 3307)を指定してください。
Mariadbサーバーの操作(mariadb)
まずはいずれかのコマンドでサーバーを起動します。システム登録済みで自動起動でしたら不要です。
起動
mariadbd
# デフォルト設定でMariaDBサーバーを起動。
"C:\Program Files\MariaDB 10.10\bin\mariadbd"
# フルパスでMariaDBサーバーを起動。
mariadbd --datadir=D:/mariadb/data
# データディレクトリを指定してMariaDBサーバーを起動。
mariadbd --datadir=D:/mariadb/data --port=3307
# データディレクトリとポート番号を指定してMariaDBサーバーを起動。Bashコマンド実行後、成功したなどの表示はされないので実際に接続できるかで確認します。
接続
MariaDBのクライアントツールを使用してMariaDBサーバーに接続します。
C:\Program Files\MariaDB 10.10\bin>mariadb -u root -p
Enter password: ********
Welcome to the MariaDB monitor. Commands end with ; or \g.
Your MariaDB connection id is 3
Server version: 11.4.2-MariaDB mariadb.org binary distribution
Copyright (c) 2000, 2018, Oracle, MariaDB Corporation Ab and others.
Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the current input statement.
MariaDB [(none)]>Bash- mariadb: MariaDBクライアントを起動。
- -u root: rootユーザーで接続。
- -p: パスワードを入力する。
ホスト名、ユーザー名確認
コマンド↠SELECT user, host FROM user;
その前にデータベースの選択をします。USE mysql;
MariaDB [(none)]> USE mysql;
Database changed
MariaDB [mysql]> SELECT user, host FROM user;
+-------------+-----------------+
| User | Host |
+-------------+-----------------+
| root | 127.0.0.1 |
| root | ::1 |
| root | desktop-dfghfg4 |
| mariadb.sys | localhost |
| root | localhost |
+-------------+-----------------+
5 rows in set (0.157 sec)Bashポート確認
コマンド↠SHOW VARIABLES LIKE ‘port’;
MariaDB [mysql]> SHOW VARIABLES LIKE 'port';
+---------------+-------+
| Variable_name | Value |
+---------------+-------+
| port | 3307 |
+---------------+-------+
1 row in set (0.001 sec)Bash全てのデータベース確認
コマンド↠SHOW DATABASES;
MariaDB [mysql]> SHOW DATABASES;
+--------------------+
| Database |
+--------------------+
| information_schema |
| mysql |
| performance_schema |
| sys |
+--------------------+
4 rows in set (0.001 sec)BashMariaDBのインストール、サーバーへの接続、そしてクライアントソフトを使用しての接続を確認できました。この後は、新しくデータベースを作成し、その中にテーブルを作成する作業を進めます。


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